東京ルフトアンサンブルを聞く
2012年 08月 14日
日曜日も夕方から練習だったが、午後は用事がなかったので荻窪まで出かけてきた。先週の東大オケに続き、2週間連続でスコットランド。
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東京ルフトアンサンブル 第6回定期演奏会
2012年8月12日
杉並公会堂
指揮者なし
【プログラム】
マーラー 花の章
プロコフィエフ 交響曲第1番「古典」
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」
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系統としては、私も過去2回出演させていただいた「東京アカデミーオーケストラ(TAO)」とだいたい同じような感じであろうか。ワセオケ、ワグネルの若いOBOGの方が多いようだ。
その評判は前から聞いており、バストロの後輩も出入りしているようだったのでずっと長いこと聞いてみたいと思っていたが、今回ようやく機会を得た。今まではYou Tubeに投稿されたのしか観てなかったのよね。
この3曲をプログラムに全部入れるというのは、よっぽど実力と自信がないとできないはずである。しかも指揮者なし。こういう演奏会はだいたい好演になると私の勘(?)が告げていたが、果たして素晴らしい演奏会であった。
プロコフィエフはアンサンブルの緊密さが光っていた。互いのセクションの連携が良いのがとても羨ましい。スコットランドは、冒頭部分だけは少し探り合っている感じも見受けられたが、主部に入ってからは音楽がよく流れ出したように感じられた。コーダの大団円は感動的だった。私がこの曲を個人的に大好きだというのもあるんだろうけど。全体としては木管のまとまりが素晴らしいと感じた。しっかりオケの核を作っている。
地元のお客さんとみられる年配の方が多かったのも印象的であった。
最後に、いきなり「花の章」で始まるということで相当なプレッシャーがあったと思うが、見事な演奏をされていたトランペットの方に同じ金管奏者として心からの拍手を贈りたい。
なお、次回はモーツァルトのレクイエムということで、できればまた聞きに伺いたい。