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演劇と音楽

やっといろいろ終わった。

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火曜日、先月チケットを取っていた「Theatre劇団子」の公演に行った。演劇に関してはまったくの初心者で、正直なところ興味の対象外だったのだが、ある理由から最近いろいろな分野を覗いてみようという好奇心で観に行ってみた。

初心者の感想だが、とても素晴らしいものだった。結婚式会場を舞台にしつつもシリアスなストーリーではあったが、そうなりすぎないようにうまくバランスが取れていたように思う。狭い場所だった(100人くらいしか入れない?)ので役者の皆さんの演技がかなり近くで見られたというのもあるだろうか。こんな、全身を使った公演を14ステージもやるというのだから相当体力を使うのだろう。1日2公演という日もあったらしいし。

それと、ひとつ感銘を受けたのは、客の視線というか集中力を舞台上のどこに向けさせるか、演出の人はよく考えてるんだなあということ。

ということで次回11月の公演も行くこと確定。楽しみが増えた。考えてみれば演劇も音楽も「演じる」という行為については似たものがあると思うので、むしろなぜ今まで興味を持たなかったのか不思議なくらいだといえよう。

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昨日は仕事の後、川崎へブルーメンの演奏会を聞きに行った。ミューザに客として入るのは2回目である。夕刻の空は曇っており、「沈みゆく太陽が云々」というわけにはいかなかったが、弦楽器の深い響きに支えられた好演だったと思う。全体を通してみると練られたいいプログラムで、今回やはりあのステージに参加できなかったというのはたいへん悔しいものがある。トロンボーンの人たちを近くで見ようと2階右の前のほうで聞いたが、テューバのベルがこっちを向いていたためFクイさんの音しか聞こえなかったのはちょっとした誤算であった。

いつもよりハコが大きかったので、あれだけしかお客さんがいなかったのがもったいないと感じた。5年前にミューザでやった時は(その時も森口さんの指揮だった)1000人以上入った気がするが。

次はボッセさんでシューベルト2番とのこと。残念ながらNABEOとぶつかっているので聞きには行けないと思うが。

なぜか打ち上げにまでお邪魔して、帰りはご近所のホルンのU田さん(ブルーメンには今回久々の復帰)とご一緒させていただく。相変わらずのご活躍のようで。U田さんは11年前のブルーメンでもブラームスのセカンドだった。

出演者のみなさま、お疲れさまでした。

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ブルーメン・フィルハーモニー 第31回定期演奏会
2009年5月30日(土) ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮 森口真司

ドヴォルザーク ノットゥルノ ロ長調
ドヴォルザーク 交響詩「水の精」
ブラームス 交響曲第2番
by mako_verdad | 2009-05-31 21:02 | 鑑賞活動

1979年生まれ。某国立大学オケへの入団を機にバストロンボーンを始めました。現在はアマチュアオーケストラ「ザ・シンフォニカ」やいくつかのブラスアンサンブル団体で活動しています。2017年に子供が生まれたので徐々に活動縮小予定です。


by makorim