メンデルスゾーンとシューマン
2006年 11月 11日
今日は森下へ、Sンフォニカの代吹きに行ってきました。シューマンの交響曲第2番と、ヒンデミットの画家マティス。上手なオケなのでかなり緊張しました。代吹き自体ほとんどやったことがないし(まあ、そんなにたくさん経験のある人もいないでしょうが)。テナートロンボーンの方々はアメリカ管だったので、何だか私一人場違いな感じがしました。練習は3時間シューマン、30分ヒンデミットという配分で、シューマンにはあまり出番がないので暇潰しに色々思索を巡らせてみました。以下、思ったこと。
・スコアをよく見たら、この交響曲を初演したのはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で指揮者はメンデルスゾーン。
・ということで、メンデルスゾーンとシューマンを比べてみる。
・メンデルスゾーンは明快でわかりやすい。「真夏の夜の夢」の序曲や、「イタリア」には曇りが感じられない。
・対してシューマンは明るい部分もあるが、どこか狂気じみている。交響曲はソナタ形式を守っているが、ややラプソディック。
・そもそもあんなスケルツォを書いている時点で狂気としか思えなくなってくる。
・ラストの盛り上がり方(交響曲にだいたい共通)も、ちょっと常軌を逸した部分があるような気がする。オーケストレーションが下手だと言われるせいか、ものの本には労働効率が著しく悪いと書いてあったが、そのことと関係があるのかもしれない。
・私はやはりシューマンが大好きらしい。
ヒンデミットは演奏して面白い曲だと実感できました。時間の都合で1楽章しかできなかったのがとても残念でした。
明日も森下で練習です(ニールセンとシベリウス)。