10月10日の練習
2005年 10月 10日
最後の方になるに従って低い音の精度が上がってきたのが、個人的には良かったです。もう3時間くらい練習してもいい気分でした(それじゃ次の日になってしまいますが)。予定調和には騙されなくなりつつあるのですが、どうも脳がまだ受け付けないようです。やっぱり1種類のCDを聞きすぎるのはよくないですね。それから「聞き覚え」も。あと、自分の耳も信用しないほうがいいみたいです。ちゃんとチューナーで練習しないと。
話は変わって。
金管アンサンブルやトロンボーンアンサンブルでバロック以前の音楽を演奏していていつも思うことがあるのですが、それは、これらの曲を聞いていた当時の人々の耳にはどういう風に響いていたのか、ということです。現代人である私にとっては、これらの曲(ガブリエリ、バード、ギボンズ、グリッロ、ファーナビーなどなど)は「音一つ一つの密度が非常に濃い」という印象があります。3年前のFireworks第1回演奏会で、皆さんご存知の、ガブリエリの「ピアノとフォルテのソナタ」を演奏したのですが、「どういう理由で作曲したにせよ、これらの作品には作曲者が込めた魂が感じられる」などとカッコつけたことを曲目紹介に書いた気がします。
あれからその思いは変わっていません。