暑い中1600名超のお客様にご来場頂いた。ありがとうございました。
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ザ・シンフォニカ 第60回定期演奏会
2016年7月17日(日)
サントリーホール
指揮 三石精一
【プログラム】
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
R.シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
マーラー/交響曲第1番 ニ長調
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練習段階ではかなりいろいろあったが、本番はそれなりの演奏ができたのではないか。しかし、このクオリティがあと1ヶ月早く出せていたら、本番はもっと高いレベルの演奏になったはずなのである(いつも思ってるけど)。演奏会の成功に浮かれることなく、粛々と地道な個人練習を重ねたい。
今回も、学生時代から長いことお世話になってきた三石先生の指揮で演奏することができて本当に嬉しかった。だいぶご高齢となられたが、また先生の指揮で演奏したいものだ。ラヴェル、ドビュッシー、レスピーギあたりの作品をやってみたい。
各曲を簡単に振り返ってみる。
ワーグナーは学生時代に何度も入学式で演奏した曲だが、このサントリーホールで演奏するというのは特別な感じがした。ヴァイオリンと木管、トランペットがメロディを演奏するところは感動的であった。
シュトラウスは一度やってみたいと思っていた曲。しかし技術的難易度は高く、ずいぶん大変な思いをした。本番は難所もそれなりにできただろうか?シュトラウスの天才的な作曲技法を堪能した。何より、ホルンのAさんのソロが本当に素晴らしかった。
マーラーは11年ぶり2回目の本番だったが、前回は誰かの代打でろくに練習参加せずの本番のため、あまりどんな演奏会だったのか覚えていない。バストロンボーンにも容赦なく高い音が出てきて大変だった。コーダの下降音型は、先生の指示もあったのでかなりがんばってみた。
次回は2017年2月19日(日)昼公演、いつものすみだトリフォニーホールでブラッハーの「パガニーニの主題による変奏曲」、ブルックナーの交響曲第5番を取り上げる。指揮はシンフォニカでは2回目の高関健先生。大変な曲が並んだが、いつもの金管セクションのメンバーでまたブルックナーに取り組むことができるのは嬉しい。