シンフォニカ57回終了
2015年 02月 16日
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ザ・シンフォニカ 第57回定期演奏会
2015年2月15日
すみだトリフォニーホール
指揮 高関健
【プログラム】
ドビュッシー/管弦楽のための「映像」より イベリア
ブルックナー/交響曲第8番 ハ短調(ハース版)
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初めて高関先生の指揮で吹いたが、とても素晴らしいものであった。オケの演奏自体も、細部ではいろいろあったが、今までの中ではかなり良かったのではないかと思う。
ブルックナーの後期交響曲といえばやはりワーグナーテューバのコラールに言及しないわけにはいかないが、昨日のメンバーもチームワークの良さが光った。3楽章のコラールでは、もうこれでこの曲に取り組むのも終わりなのかという寂しい思いで涙をこらえるのが大変だった。
トロンボーンは今回ついにメンバーが2人になってしまったので、藝大4年のSさんにお手伝いをお願いした。昨年の「英雄の生涯」ではテナーテューバ(ユーフォニアム)を吹いてくれたが、今回は「副専攻」のトロンボーンで出てくれた。トロンボーンを始めてまだ1年とは思えない素晴らしい音で、隣で幾度も助けていただいた。さすがである。
ごく個人的には、トランペットの松居先生の金管分奏のときに奏法に関するヒントを得られたような気がした。本番特有の緊張はあったものの、これまでよりもかなり楽に吹けた気がする。何より、この長大なプログラムでもバテなかった(シーズン入りの頃は4楽章最後のテーマが全然吹けなかった)。引き続き実践を重ねたい。
次回は7/20、シベリウスの交響曲第1番とニールセンの交響曲第4番を演奏します。北欧の熱い名曲、ご期待ください。