シューベルト
2014年 12月 28日
「きれいな曲だな〜」くらいにしか思っていなかったのだが、譜面をもらって唖然。オーケストラの譜面でこんなの見たことがないくらいである(モーツァルトのレクイエムも相当なものだけど)。
未完成やグレートもそうなのだが、この時代にトロンボーンをこんなに使っている作曲家は他にいないのではないだろうか。すぐ後になってベルリオーズの「幻想交響曲」が登場するのだが、あのダイナミックな用法も後半部分に限られている。
さらっていくうちに、難しいのは速いパッセージ満載の「グローリア」よりも(全員で難しいことやってるのでちょっと気が楽)、トロンボーンのセクションワークが試される「クレド」「サンクトゥス」だと気付いた。これはシビアだ。少ない合奏回数でどこまでできるだろうか。年末年始もうかうかしてはいられない。
と書いておきながら、今日から旅行と帰省で8日間東京を離れます。旅のお供は、今年はショスタコーヴィチの室内楽いろいろ。
来年はもう少しマメに更新できたらいいなあ。
こんな感じでなんだか締まらないままですが、皆様良いお年を。