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シューベルト

某団体のお手伝いでシューベルトの「ミサ曲第5番 D.678」を吹くことになった。シューベルトはミサ曲を6曲書いている。

「きれいな曲だな〜」くらいにしか思っていなかったのだが、譜面をもらって唖然。オーケストラの譜面でこんなの見たことがないくらいである(モーツァルトのレクイエムも相当なものだけど)。

未完成やグレートもそうなのだが、この時代にトロンボーンをこんなに使っている作曲家は他にいないのではないだろうか。すぐ後になってベルリオーズの「幻想交響曲」が登場するのだが、あのダイナミックな用法も後半部分に限られている。

さらっていくうちに、難しいのは速いパッセージ満載の「グローリア」よりも(全員で難しいことやってるのでちょっと気が楽)、トロンボーンのセクションワークが試される「クレド」「サンクトゥス」だと気付いた。これはシビアだ。少ない合奏回数でどこまでできるだろうか。年末年始もうかうかしてはいられない。

と書いておきながら、今日から旅行と帰省で8日間東京を離れます。旅のお供は、今年はショスタコーヴィチの室内楽いろいろ。

来年はもう少しマメに更新できたらいいなあ。

こんな感じでなんだか締まらないままですが、皆様良いお年を。

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by mako_verdad | 2014-12-28 13:00 | 演奏活動

1979年生まれ。某国立大学オケへの入団を機にバストロンボーンを始めました。現在はアマチュアオーケストラ「ザ・シンフォニカ」やいくつかのブラスアンサンブル団体で活動しています。2017年に子供が生まれたので徐々に活動縮小予定です。


by makorim