このところの心境
2014年 12月 01日
同級生は20年合わない間に、地区内の中心人物になっており、告別式には200人以上の人が駆けつけていた。皆、「なぜ彼がこんなに早く死ななくてはならなかったのだろう?」という理不尽な思いを共有しているように思えた。知人も何人か弔辞を読んでいたが、やりきれない思いばかりがあふれていた。
何となく、やり場のない負の感情のかたまりが集まっている気がして、怖くなって私はその日のうちに東京に戻ってしまった。本当は同級生の集まりに参加すべきだったのだろうけど。
今手元には中学校の卒業文集があり、彼の15歳の頃の写真もある。私には、これを見ながら彼との架空の対話を試みる以外にできることはない。どうか安らかに。
いつの間にか暦も師走になってしまった。
逃げているばかりではなく、他人にはひた隠しにしてきた自分自身の心の問題ともそろそろ向き合わなくてはならないのだだろう。もう時間はそんなにない。