die Namen
2005年 05月 09日
話は変わって。
15年ほど前、『ぼくの地球を守って』という、非常に人気を博し、「前世ブーム」を作った少女漫画がありました。私がこの作品と出会ったのは94年頃(BSでアニメ版が放送されていた頃)だったのですが、主人公の名前が読めませんでした。
そう、「坂口亜梨子」です。これを「さかぐちありす」と読むのです。読めなくはないけど、どう考えてもやや無理があると思います。ちなみにこの作品、エンディングで輪(りん)君と大きな猫がぽつんといるシーンに流れるテーマがやけに印象に残っています。作曲は菅野よう子さんで、私の好きな作曲家です。
日本人の名前は往々にして読めないものが多いということを、これまでの短い人生の中で学んできました。「当て字」のせいなんですけど。何よりも、私自身の名前を初対面の人に正しく読まれたことが一度もないのです(そんなに変わった読みではないのですが…変換するとちゃんと出てきますよ)。中学校の表彰式(吹奏楽部でなにかの賞を取った時)でも教頭先生に名前を間違って呼ばれ、その時はあまりにも頭にきたので返事をせず黙っていて、あとで担任の先生に怒られましたが、「名前を間違えられたから立ちませんでした」と言ったら理解してもらえたようです。さすがに今はそんなことしませんけど。むしろ自分の名前には愛着があって、両親には感謝しています。
というわけで、昨日のピアノ発表会でもいました、名前の読み方がわからない子。「秋桜子」ちゃんです。まさか「コスモス」はないよなあ、と思いつつアナウンスを聞いていたら、「あさこ」と読むそうなのです。疑問解決。
きれいな名前だな、と思いました。
最近、人名用に使ってもよい漢字が増えましたが、昔の「悪魔」事件のように、世の親が自己満足のひどい名前をつけないよう祈るばかりです。私も、もし15年後くらいに娘ができたら(あれ、息子は?)、いじめに遭わないような名前をつけようと妄想してます。
↑「飲茶楼」を買うとついてくる「銀河鉄道999」のフィギュア。2本買ったらどちらもメーテルだったのですが、変な角度で立っていたので向かい合わせてみました。迫るメーテルさんと迫られるメーテルさん。なんかケンカしてるみたいです。「何よ!」「あなたこそ何よ!」→この人形、メーテルさんじゃじゃなくてクレアさんだそうです。誰それ…