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第24回NABEOフェスティバル終了

この週末はNABEOブラスアンサンブルフェスティバル(第24回)の本番だった。

初日午前中は地元小学校の金管バンド向けのワークショップがあり、フェスタで参加してきた。まず最初に団の紹介ということでバーナード・キャッスルを演奏した。楽器紹介は何にしようか迷っていたが、外囿さんのソロアルバムに入っていた曲から一節。パート別の練習では、私はユーフォニアムを担当。やはり他の楽器よりも音が出しやすいせいか、始めて3ヶ月という子でもB-Durの音階くらいは吹けていた。ずっと吹きっぱなしだったので、自分にはいい音出しになったのと、普段あまり時間をとってできない基礎練習が集中して出来たのがよかった。自分自身を見つめ直すことにもなる。最後にミニコンサートで3曲演奏。ミスタージャムズ、フレールジャック、サウンドオブミュージック。それにしても、男の子が全然いなかったなあ。そんなもんだっけ?

午後からフェスティバル演奏の部初日。あまり指が回らなかったが、それなりに音は出た。唇がいい具合にほぐれていたのだろう。準備後片付け等で他の団体はARSしか聞けなかったが、上品で精緻、素晴らしい演奏だった。さすがである。

夕方は涙をのんで宴会を辞退、東京に戻ってシンフォニカの練習に行った。ベートーヴェンをやらなかったため降り番なし。マンフレッド序曲がいい曲すぎてもう大変である。思い入れ過剰(=冷静に演奏できなくなる)にならぬよう注意しなくてはならない。電池切れ状態になったが酒を飲まずにはいられなくて金管の飲み会に同行した。

そして本日2日目はFBE、クレンツェで出演。疲労が限界にきていたせいか、かえって力が抜けてリラックスできたのではないかと思う。それぞれ小さなミスは何ヶ所かあったが、個人的にはNABEOに10年くらい出てきた中ではそこそこ上手くいった。他の団体はガンマAHEピストンテルプシコーレ近衛を聞くことができた。相変わらずどの団体も巧かった。

NABEOにFBEで初めて出たのがちょうど10年前の2000年、あの頃はまだみんな大学2〜4年生だったのである。もう10年も前か。

これまでの10年間でFBEが演奏してきた曲を列挙してみると以下の通り。

2000年 猪苗代 ジェルヴェーズ/アテニャン フランス・ルネサンス舞曲集
2001年 川崎 ムーレ 組曲第1番、ガブリエリ ピアノとフォルテのソナタ
2002年 熊本益城 ヴィルヘルム 5つの小品
2003年 山形松山町 バルトーク 組曲
2004年 岩井 ラヴェル 道化師の朝の歌、古風なメヌエット
2006年 浦安 ホルスト セントポール組曲
2006年 新大阪 モーツァルト 歌劇「魔笛」より
2007年 南足柄 クーツィール ドン・ジョヴァンニの地獄落ち、モーツァルト ドン・ジョヴァンニ序曲
2008年 今治 バルトーク 「子供のために」から、ヒダシュ 7重奏曲
2009年 酒田 プーランク 「黒い聖母のための連祷」ほか2曲
2010年 戸田 シュナイダー 3つのアメリカン・ダンス

このうち7回に編曲譜が含まれる。mihaさんと私による。来年あたり「定番中の定番の曲」とかやってみると面白いだろうか?

参加者の皆様、2日間お疲れさまでした。来年はぜひ宴会にも全部参加したいです。初日の話を聞くと相当盛り上がったらしい。まあ、全国から物好きの金管奏者が150人くらい集まるんだから当然か。
by mako_verdad | 2010-10-17 18:08 | 演奏活動

1979年生まれ。某国立大学オケへの入団を機にバストロンボーンを始めました。現在はアマチュアオーケストラ「ザ・シンフォニカ」やいくつかのブラスアンサンブル団体で活動しています。2017年に子供が生まれたので徐々に活動縮小予定です。


by makorim