東京アマデウス管弦楽団第73回演奏会
2010年 05月 17日
アマデウスは2年ぶり13回目くらいに聞いたが、OBオケだけに懐かしい顔もちらほら。特に打楽器のお二人は実に久々に叩いてるところを見た。
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東京アマデウス管弦楽団 第73回演奏会
2010年5月16日
ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮 佐藤和男
チェロ独奏 遠藤真理
【プログラム】
ロッシーニ 『ウィリアム・テル』序曲
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
(アンコール)
チャイコフスキー 歌劇『エフゲニー・オネーギン』より ポロネーズ
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チェロ協奏曲の前に、チェロが活躍する「ウィリアム・テル」をもってくるあたりにこのオケの実力と自信のほどが窺える。そして「悲愴」。チャイコフスキーの交響曲は弦楽器が精緻でなくては(金管の陰に隠れては)面白くないので、弦の上手いこの団体には実はぴったりの選曲だったのではないか。悲愴は恥ずかしながら本日初めて生で聞いたが、とても感動的だった。やはり生で聞かないとわからないことは多い。そしてあらためて思ったのは、この曲のタイトルは「激情」のほうが合っているのではないかということ。
全体的には以前からの精緻さに加えて伸びやかな音がしていて好印象を持った。自分が何度か聞きに行った中では一番の出来だったと感じた。皆さんさすがである。
ポロネーズって前もやってなかったっけ、チャイコフスキー5番のとき。勘違いかな?
最後に本日の座席。Fクイさんマニアの私としてはいつものようにテューバのベル近くに陣取るのであった。