ショスタコーヴィチ熱再燃
2005年 04月 01日
#ベルリオーズ:聖三部作『キリストの幼時』
#ドリーブ:歌劇『ラクメ』
のCDを借りてきました。今まで散々探したのに見つからなくて困っていたのですが、どうやら探し方が悪かっただけのようです。どちらもきれいな曲ですね。やはり、シャープ系の調は幻想的で好みです。
さて、ここにきてショスタコーヴィチ熱が再燃しつつあり、ドホナーニ/クリーヴランドpoの交響曲第10番を聞いています。クリーヴランドはやはり完璧なまでに上手いです。ただ、ちょっと冷静過ぎるのが物足りないという人もいるかもしれません(マーラー7番は満足したけどオケコンは物足りなかった)。これと比べると、今まで愛聴していたロストロポーヴィチ/ナショナルpo(全集)は、熱のこもった演奏ですが、合奏のちょっとした粗さ(本当に「ちょっとした」ものなのですが)が目立ってしまいます。ただ、金管だけ聞くととんでもなく上手くて、そのバランスは究極ではないかと思います。私は金管奏者なので、若干聞き方にバイアスがかかっていることは否めませんが…
しかし、どのオケも、ムラヴィンスキーのようなテンポでは演奏してないですね(当たり前か)。まあ、ショスタコーヴィチのスコアを見てみると、そもそも指定テンポが滅茶苦茶だったりします。例えば、交響曲第9番第5楽章のコーダは、4分音符=208です。アナログメトロノームの限界です。
と、ショスタコーヴィチにうつつを抜かしている場合ではなく、あと1週間でBlumenの本番がやってきます。日曜日が最後の練習です。これでシベリウスとお別れかと思うと、泣けてきます。今度は是非6番かタピオラを…