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1999年

工事中の音がうるさい。

ネタがなくなった頃に唐突に始まる、過去の演奏会を振り返るシリーズ2。

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東京大学音楽部管弦楽団 サマーコンサート1999
1999年7月~8月
東京、筑波、金沢、名古屋、広島の5回公演
指揮 三石精一
【プログラム】
ベートーヴェン エグモント序曲
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
シベリウス 交響曲第2番
(アンコール)
シベリウス 「カレリア」組曲より 行進曲

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東大オケの活動の主軸は夏のサマーコンサートと冬の定期演奏会だが、管楽器の1年生はそれには参加できないので、この演奏会から私もいわゆる本郷のオケに参加することができるようになった。

選曲はかなりもめて(みんなそう言ってたからたぶんそうだったんだろう)、コンマスまで「これといった決め手がない」と言い出す始末。管楽器の2年生といえばまだまだ下っ端であり、当然メインになど乗れるはずがないので、我々の代は、おそらく出番が与えられるであろう中プロに注目していた。決戦投票はチャイコフスキー5番vsシベリウス2番。ちなみにチャイコフスキーだと中プロが自動的に「モルダウ」だったので、まあどちらでも自分のパートは面白かったと思う。結局シベリウスに決まり、前プロにはトロンボーンがないので私の出番はチャイコフスキーになった。しかし、この曲は譜面どおりに吹けばそんなに問題はなかったらしく(本当は、今やったらいっぱいやることがあって面白いんだろうけど)、練習中はトロンボーンはあまり相手にされてない感じだった。他に難しいパートはいくらでもあったし。

そんなわけでこれ1曲だとヒマなので、私は徐々にトロンボーンカルテットなどにはまりだしていったのだった。トロンボーンのアンサンブルにはまっていたのは、この夏が終わった後、数々のOB団体や、近い代ではなんといってもMNMさんの演奏を初めて聞いてから1年間くらいがピークだったか。

この年は「大都市まわり」だったので、ツアーの費用もバカにならなかったはず(総額15万くらい?)。どうやって捻出していたのか思い出せない。まだバイトを始めていなかったから、親に借金したのかな。そのくせ、夏休みになるとNINTENDO64という生活を崩壊させるハードウェアを購入してしまい、溜まり場と化していた私の部屋でホルン吹き2名、テューバ吹き1名と計4名で毎晩、楽器をたっぷり吹いたあとはゲームに興じていたのだった。駒場から歩いていけるため下北沢の中古ゲーム店と漫画専門書店にはかなりよく通っていた。あの頃みんな井の頭線沿線に住んでたし。

演奏に関してはよく覚えていないが、筑波公演の帰りの電車でトロンボーンのY先輩になにか説教されてへこんだ覚えが…それと、某巨大掲示板にむかーし大嘘が書かれていたので訂正しておくと、最後のテューバの伸ばしが最後の公演だけちゃんとできているように聞こえたのは、その部分で急遽指揮者の指示によりバストロを追加したから。それは本人が言ってるんだから間違いないです。テューバ奏者や金管トレーナーには罪はない(そもそも9小節間ロングトーンは物理的に不可能なので、どこかでぶつぎれになる。循環呼吸使わない限りは)。

あっ、そういえばアンコールにも乗せてもらったんだった。まだ「バランス」という概念を知らないやんちゃな頃だったので、トランペットのA先輩(かなり怖かった)から非難ごうごうだった。その節はご迷惑をおかけしました。
by mako_verdad | 2009-09-04 21:15 | 演奏活動

1979年生まれ。某国立大学オケへの入団を機にバストロンボーンを始めました。現在はアマチュアオーケストラ「ザ・シンフォニカ」やいくつかのブラスアンサンブル団体で活動しています。2017年に子供が生まれたので徐々に活動縮小予定です。


by makorim