まとまった時間が取れず、すっかり放置していました。申し訳ないです。
-------
昨日、今年の練習が全て終了したので、一年間の演奏活動を振り返ってみたい。
【1月】
本番なし。職場の展示会準備など。
【2月】
ザ・シンフォニカ 第49回定期演奏会
2011年2月13日 すみだトリフォニーホール
指揮 大山平一郎
【プログラム】
シューマン 劇音楽「マンフレッド」序曲
ベートーヴェン 交響曲第2番 ニ長調
ドヴォルザーク 交響曲第7番 ニ短調
シューマン大好きな私にとってマンフレッドは念願の曲でもあった。あの暗く悲劇的な情動で描かれた曲想がたまらない。しかしそういう曲に限って、トロンボーンは出番がとても少ないのだった。ベートーヴェンは出番がないが、かつて小澤/サイトウキネンの映像を見て好きになった曲。ベートーヴェンの第1楽章というのはどうしてあんなに素晴らしいのであろうか?メインのドヴォルザークは昔ブルーメンでやって以来2回目だったせいか、多少余裕を持って吹くことができた。弦楽器が難しそう。実は来年夏にまたこの曲を演奏する。
【3月】
本番なし。
実は3月12日に新しい楽器を購入することになっていた。11日金曜日の午後、仕事はそんなに忙しくなく、車の中で新しい楽器のことばかり考えていた。ちょうど駐車場に車を止めたところであの地震が起こったのだった。1週間後に新しい楽器を買ったが、家族や音楽仲間に再会するまではなかなか気が晴れなかった。
【4月】
サムライファイア〜Salon de Cuivres〜第1回演奏会
2011年4月29日 ティアラこうとう小ホール
【プログラム】
イウェイゼン フロストファイア
バーンスタイン ウェストサイドストーリー
久石譲/織田英子編 「ブラス・ファンタジア」より(宮崎アニメ音楽集)
すぎやまこういち/高橋敦・小田桐寛之編 交響組曲「ドラゴンクエスト」より
当初は「フロストファイアをどこかで発表したい」というY竜王夫妻の構想から始まった企画。演奏するのもこれ1曲だけの予定だった。しかし、いつの間にかノリで演奏会をやってしまった。震災の影響で演奏会が中止になっていく中で何とかがんばってやろうと決行した。全曲、五重奏のテューバパートをバストロンボーンで吹くというのは初めてで、大変だった。意外にも好評だったので継続して活動することになった次第。いつまでできるだろうか?
【5月】
本番なし。5月末にセレーナの練習が始まった。
【6月】
ブルーメン・フィルハーモニー 第35回定期演奏会
2011年6月11日 第一生命ホール
指揮 寺岡清高
【プログラム】
エルガー 「子供の魔法の杖」第1組曲
ヴォーン=ウィリアムズ 交響曲第5番
シベリウス 交響曲第5番
(アンコール)
シベリウス アンダンテ・フェスティーヴォ
2年半ぶりにブルーメンに乗せてもらった。トロンボーンパートには大学オケの若い後輩を誘った。二人とも優秀で、しかも毎回どんどん成長していく姿に大いに刺激を受けた。本番ではヴォーン=ウィリアムズのD-Durがしっかり決まって嬉しかった(ブラームスの第2交響曲のようにトロンボーン3本でD-Durを吹く箇所がある)。シベリウスはいつかやりたいと思っていた曲。12年前、大学2年生の時に紀尾井ホールで聞いたブルーメンの演奏会でやはりシベリウスの5番をやっていたのだが、自分があのステージにいることなど当時は想像もできなかった。
【7月】
ザ・シンフォニカ 第50回定期演奏会
2011年7月31日 サントリーホール
指揮 飯守泰次郎
【プログラム】
ワーグナー 歌劇「ローエングリン」より 第1幕への前奏曲、エルザの大聖堂への行列、第3幕への前奏曲
マーラー 交響曲第5番
マーラーの5番は9年ぶり2回目。サントリーホールで演奏したのは9年ぶり3回目。中途入団の自分には50回目の演奏会ということにそんなに感慨はなかったが、宴会で昔の映像(10回目のときの「英雄の生涯」、20回目のときの「復活」)が流れているのを見て歴史を感じた。飯守先生のご指導はたいへん厳しかったが、本番はそんなに緊張することもなく楽しく吹くことができた。曲目解説を書くのも4回目だったが、割と気合いを入れて書いたつもりである。終演後カーテンコールにこたえる飯守先生を見ながら涙をこらえるのに必死だった。いい演奏会でした。
【8月】
オーケストラ・セレーナ 第2回演奏会
2011年8月21日 杉並公会堂
指揮 中田延亮
【プログラム】
ウェーバー 「魔弾の射手」序曲
エルガー チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85(Vc独奏:花崎薫)
シューマン 交響曲第4番 ニ短調 Op.120
(アンコール)
シューマン/サン=サーンス編 夕べの歌
昨年ホルンのMさんに誘われて出ることになった新団体、2度目の演奏会(今後も年1回の予定)。今年も素敵な曲が並んだ。昨年は人見知り状態だったが、今年はいろいろな人と仲良くなれて楽しかった。朝昼の練習の時にトランペットのIさんらとよくビールを飲んで、団長に怒られた。シューマンの4番は7年ぶり2回目。最後のパッセージは今回も直前まで苦戦したが、本番の録画を見ていたらそれなりにはなっていたようなのでよしとしよう。今年はシューマンの曲がたくさん演奏できて嬉しい。いつか1番をもう1度やりたい。ところでトロンボーンパートはまたも大学オケの後輩。S君は新しいアルトトロンボーンで流麗なハイトーンを聞かせていた。
メロスフィルハーモニー 第16回演奏会
2011年8月28日 紀尾井ホール
指揮 中田延亮
【プログラム】
ウェーバー 「オベロン」序曲
ハイドン 交響曲第103番「太鼓連打」
シューマン 交響曲第3番「ライン」 変ホ長調 Op.97
(アンコール)
グリーグ 「2つの悲しき旋律」より 春
シューマンの4番をやった1週間後にまたシューマンの3番というのはなかなか経験できるものではない。しかも同じ指揮者(中田さん)。オベロン序曲は大学オケの後輩たちが演奏するのを聞く以外はあまりマジメに聞いてこなかったが、実際に演奏してみるとすごくエキサイティングな曲だった。弦楽器の上手なオケならではだと思う。シューマンの「ライン」の最後のほうで意味不明なミスをしてしまったのが悔やまれる。トロンボーンパートはUさん(いわゆるハイF先生)とYさん。Uさんのアルトトロンボーン、久々に聞いた。「ライン」を本番であんなクオリティで吹けるなんて信じられない。
【9月】
ブルーメン・フィルハーモニー 第36回定期演奏会
2011年9月25日 すみだトリフォニーホール
指揮 ゲルハルト・ボッセ
【プログラム】
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)
ブルーメンでは何度かボッセさんを呼んでいるが、トロンボーンがある曲をやるのは今回初めてだった。ブルックナーで好きなのはなんといっても6番だったが、この4番も繰り返し聞いているうちに好きになってきた(演奏するのはとてもきつい)。終楽章コーダのあのどこか遠いところへ導かれていくような上昇音型は特に感慨深かった。今年一番印象に残ったのはこの演奏会である。年末にでもゆっくりDVDを見返してみよう。トロンボーンパートはK軍曹とT名人、よく知った2人と楽しく演奏できた。そしてホルン1stのIさんは9年前のマーラー6番(京大オケ東京公演)を聞いて以来、同年代の金管奏者で最も尊敬する方。一緒のステージに乗ることができて嬉しかった。
【10月】
東京大学トロンボーンクラブ 第32回定期演奏会
2011年10月22日 すみだトリフォニーホール 小ホール
【プログラム】
フェルヘルスト A Song for Japan
ハートレー 8本のトロンボーンのためのカンツォーナ
ヒダシュ フォー・イン・ハンド
ペーテルス トロンボーン4重奏のための組曲
ダヴィッド(ルイス編) コンツェルティーノ
クーツィール 「トロンボーン4重奏と弦楽合奏のための協奏曲」より第1楽章
ウッド 4つの小品
ペダーソン I've been working on the trombone(線路は続くよどこまでも)
ペダーソン BOSCO ROSCO
チャイコフスキー 大序曲「1812」より
(アンコール)
ラジオ体操第1、第2、エンディング
夕べの鐘が鳴る
今年は2曲くらいかなあとたかをくくっていたが何と現役時代並みに出番が多かった本番。今回は、個人的にはこの数年でもっとも充実していたトロンボーンクラブだったように思う。ダヴィッドで初めてOさんと一緒にカルテットを演奏できたこと、優秀な若手OB・現役生とヒダシュのカルテットを演奏できたこと、初めてペダーソンの曲を本番でやったこと、A Song for Japanをやったこと、など。来年も可能な限り是非参加したい。幹事のMさん、本当にお疲れさまでした。
【11月】
アンサンブル・フェスタ 第26回定期演奏会
2011年11月5日 練馬文化センター 小ホール
入場無料
【プログラム】
シャイト カンツォーン・コルネット
ガブリエリ ピアノとフォルテのソナタ
マウラー 12の小品より
プレムルー ディヴェルティメント
ロジャース サウンド・オブ・ミュージック
ホルスト 第1組曲
スパーク ディヴェルティメント
(アンコール)
コフィールド トロンボナンザ
今年も主にユーフォニアムでの参加。気がつけばフェスタの演奏会に出るのも11回目。そういえば初めて出演した11年前もプレムルーのディヴェルティメントをやっていた。今年は台風の影響で合宿に参加できなくなる、直前までミュートが調達できない、などいろいろと迷惑をかけてしまったのが申し訳ない。昨年の「ドラゴンの年」に続き、同じスパークのディヴェルティメントはとても充実した譜面だった。この曲はテンピースブラス編成(コルネット、テナーホーン、バリトン、ユーフォニアム、トロンボーン、バス)。今後このスタイルの曲がもっと増えれば面白いと思う。
東京アカデミーオーケストラ 第40回定期演奏会
2011年11月20日 フィリアホール
(指揮者なし)
【プログラム】
ロッシーニ 「泥棒かささぎ」序曲
モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364(独奏:Vn 河内多結 Va 三木(横山)優子)
ブラームス 交響曲第4番
シンフォニカのトロンボーンセクション3人で参加。出番はブラームスだけかと思っていたら私にはロッシーニというとてつもなく難しいおまけがついてきた。指揮者なしということでいろいろなところにアンテナを張り巡らせなくてはならない。ブラームスの4番は大学オケの定期演奏会で最初にやった曲ということで思い出深い。トロンボーンは4楽章に入るまで出番がないのだが、2楽章の古風な旋律が徐々に展開していく様子が好きで、本番もステージ上という特等席で充実した響きを味わうことができた。たとえ生涯にこの曲しか作らなかったとしても、ブラームスは音楽史に名を残したと思う。
-------
以上、今年も楽しく充実した音楽活動ができて本当に良かった。来年も自分のペースで無理をせず、健康第一で継続していきたいと思う。余談だが最近は職場の人も演奏会に来てくれるようになった。「やはり生の音楽はいいものだ」というような感想をもらうことが多く、嬉しい。
音楽活動以外でも今年はいろいろな出来事があった。来年は身の回りにどんなことが起こるだろうか?
そんなわけで、皆様今年もお世話になりました。よいお年を。